愛の噴出

  • Day:2011.11.23 07:39
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私にとっての海外文学ナンバーワンである『中二階』が
とてつもない賛辞を捧げられているサイトがありました。

建設MiL ドボクのすすめ

運営元は、株式会社建設物価サービスです。

なんだそれ。
ふつうに暮らしていたら絶対に出会わない株式会社です。
こんなところで大好きな小説への愛が語られているのだから
世界は広いというか狭いというか。

意味なんてない、ここにあるのは愛だけです。
(かっこいい)


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愛しのしんぼうさん

  • Day:2011.10.13 21:50
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唐突ですが先ほど書き忘れたのでもう一度。

南伸坊さんがおもしろすぎます。
こんなふうに歳をとりたい。

黄昏@ほぼ日刊イトイ新聞

愛のしるし

  • Day:2011.07.14 20:00
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武田百合子の「富士日記」、
どこを読んでも楽しい稀代の日記だと思いますが、
中でも私がいちばん好きなくだりのひとつがこちら。

 …毎年夏の終るころは、夏の好きな私は「さびしい、さびしい」と
 滅多やたらにいっている。私がさびしいと訴えると(主人は)
 「うまいものを腹一杯食べて、うんこをしてねておしまい」…などと
 いつもは言うのに…

本日、以下うんこの話しか出てきませんので、
うんこ嫌いの方、お食事中の方、悪しからず読み飛ばしてください。

というわけで気を取り直して続けますが、

このくだり、本来は病気で死に近づきつつある旦那さんとの会話の場面で、
いつもなら「飯食ってうんこして寝ろ」と言う旦那さんが
最近は「さびしいなんて言うな!」などと言う、それがいやだ、
という悲しい場面なのですが、それはさておき、

あ、途中ですがもう1つ好きなくだりを思い出しましたので再度引用。

 …主人「今日はうんこがまだ出ない」とばかり言って、
 ねてみたり庭に出てみたり、テレビの前に坐ってみたりしている。
 毎日、<うんこが出てからなにかをする、うんこが出てから仕事をする>という
 「うんこ待ちの日々」である。…

 …(主人に向かって)ながなが私はしゃべくった。
 夜は気持ちよさそうに主人はね入る。
 焼きにぎりを食べたあと、一杯うんこが出て上機嫌となった…

ここを読むといつも私は
うんこに関する情報を開示するというのはとても大きな愛の表現だなあ
と思うのですが、どうですか皆様。そうでもないですか。

だって思い出してください、
小学校の時、ちょっとでも個室に長く入っていると
あいつうんこしてんじゃねーかと思われやしないかと心配しませんでしたか?
すべてが個室である女子でそうなのですから男子はもっとシビアなのでしょう、
御愁傷様です、心中お察しいたします、

しかし!

そんなネガティブなイメージとはもうおさらばです。
今日からうんこは愛のしるし、友情の証です。

だって例えば友達と旅行に行った時、
ユニットバス1つしかない部屋で果たしてうんこをしていいものだろうか、
と悩んでしまう相手、あげく我慢してしまう相手もいれば、
ごめん今うんこしちゃった!今入ったらくさいよ!
と言ってしまえる相手もいるわけで、
そのどちらに心を開いているかと言えばそりゃもう後者であることは一目瞭然、

さらに例えば恋人と一緒にどこかの店にいたとして、
明らかにうんことわかるほどの長時間をトイレで過ごして恋人のもとに戻った時、
店内が全然混んでいないにもかかわらず
ごめんねーお手洗いが混んでてさーと見え見えの嘘をつかねばならない初期の段階もあれば
ごめんごめん!うんこしてた!と言えるようになる時期も来るわけで、
そのどちらがお互い気楽かと言えば、これももう後者であることは明らかなわけです。

どうでしょう、
私だったら友達でも誰でも相手にうんこ我慢されてるより出してもらったほうが
確実にきゅんとくるなあと思うのですが、世の皆さんはどのようにお考えでしょうか。


はあ。

勉強しよ。


人生は鼻である

  • Day:2011.02.27 14:15
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季刊の雑誌『モンキービジネス』の「vol.12 人生の意味号」を読んでいたら



人生に意味はあるでしょうか、という問いかけに答える各界著名人、
その中でエッセイストの宮田珠己さんの回答が大変に面白く、
ひとりで声出して笑ってしまいました。

曰く(以下引用含みます)、

1.
そんな問いを立てるのはあまり調子のよくない時であろうから、
ダークなフォースが渦巻く前に考えるのをやめてジョギングか体操でもせよ

つまり、

 人生に意味はあるか→即座に有酸素運動
 (ちなみにこれは三島由紀夫が太宰治を読んだ時に発見した)

2.
人生の意味は本人ではなく周囲の人たちの中に生まれるもんなのだから、
要は自分が持っている気がするけど自分じゃ見えない、鼻みたいなもんである

つまり、

 人生の意味=鼻
 (ちなみにこれは芥川龍之介が発見した)

いやいやおもしろつつ核心をついているようなないような、
でも三島由紀夫と太宰治と芥川龍之介のくだりが爆笑ものであることは間違いなく、
こういうのを書いたり面白がったり笑ったりすることが生きるということですかねえ。
確かに自分の鼻なんて鼻くそは出るわ脂ぎっててかてかするわでいいことないけど
鼻がないと息吸えませんしなあ。

素敵なことを考える人がいるもんです。
上記引用ははしょりまくっておりますが
原文はもっともっと面白いので皆様ぜひご一読を。

関係ないですが
自分ちの読書特等席に陽射しが入りまくりで
ああもう、ここちよい、

し あ わ せ ・・・


弱気な入門書

  • Day:2010.06.27 15:34
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昨日浅草に遊びに行った時に引いたおみくじの「勉学」の項で

 雑念が多すぎる。勉学せよ。

と単刀直入なご指摘をいただいたため、本日より心を入れ替えて勉強しよう、
と思っているあいだに日曜も早15時半。

目の前ににんじんがぶら下がっていないと勉強ができない我が性質に哀しくなりつつ、
ベッドやソファでぐでんぐでんの姿勢でもできる勉学は何かないかと
現在読んでいるのは税金の入門書なのですが、
私のお気に入りのシリーズはこちら。



消費税以外にも『○○税入門の入門』というタイトルで何冊か出ているこのシリーズ、
何がいいって超入門書でわかりやすいのはもちろんのこと、
このセンスもへったくれもない装丁もいいですし、
中がレトロな明朝体で頑固に統一されているところもいいのですが、
何よりいいのが著者の方々の低姿勢っぷり。



写真がボケていて見えないかもしれませんが、

「とにかく最後まで読んでいただければ消費税の概要をご理解いただけると、
 じつは、ひそかに確信しているのです」

という弱気ながらも若干自己満足な前書きに始まり、



不明点はFAXで問い合わせれば電話で回答をもらえるという親切さ。

いやー魅力的。

本当に電話がもらえるのか、質問してみたくなりますね。
しませんけど。


ゲット!

  • Day:2010.06.21 20:37
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入手しました夢のチケット!


うへへへへ。かなり前の列です。
あー楽しみ。

テーマになっている野坂昭如集も読まねばならんのですが、
昨日からこれを再読し始めたら止まりません。

『甘美なる来世へ』(T・R・ピアソン/みすず書房)


さすがですね、みすず書房。
ストーリーを追ってはいけない小説の代表です。
私にとって海外の作品では間違いなく3本の指に入ります。

ちなみに永遠の1位はこれです。

『中二階』(ニコルソン・ベイカー/白水社)


大学の時、これで卒論を書きたいと言ったら指導教官に止められました。
『甘美なる来世へ』も『中二階』も、脱線で小説ができています。

ああ、何度読んでも思いますが、
くだらないことにパワーを費やすってすばらしいっす。

ループの魅力

  • Day:2010.06.12 00:48
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ここ数日、会社の誰かが毎日お昼に冷やしきつねうどんを食べているらしく、
しかもメインであるはずのきつね部分、もとい油揚げを残しているらしく、
流し台の三角コーナーの生ゴミ受けネットを退社前に素手で絞るという役を仰せつかっている私は
毎日手が油揚げくさい気がして気が気じゃありません。

誰だか知りませんが、きつねを残すなら素うどんをお召し上がりください。

あ、ちなみに生ゴミを手で絞るのは
本来お茶の葉くらいしか入っていない前提になっているからであって、
新人へのいじめだとか相撲で言うところのかわいがりだとかいうわけではありません。

全然関係ないですが、
小説好きとか言いつつ「読む」カテゴリの記事が異様に少ないことに最近気づいたので、
前回の勢いに乗って好きな小説をご紹介。

『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(岡田利規/新潮文庫)


『四十日と四十夜のメルヘン』(青木淳悟/新潮文庫)


共通する魅力は、
物語がループのようになっていてどこが冒頭でどこが結末でも構わないというか、
むしろ冒頭とか結末とかいう概念を放棄しているというか、
そんな感じでとにかくストーリーとか登場人物とかいう枠を軽々と超えて
物語自体が意思を与えられて動いているような感じのするところです。
意味不明ですかね。やっぱりレビューが苦手です。

この先どうなるんだろうと思って読んでいったら
特にこれといってどうにもならず、
わくわくしていた気持ちだけがスパッと切られて置き去りにされる、
という感じの小説なので、そういうのを後味悪いと思わない方はぜひとも。



神様の絵本

  • Day:2010.06.06 21:04
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最近昔読んだことのある本ばかり読んでいたのですが、
久しぶりに新しい小説を読みました。

絲山秋子の『ダーティワーク』。


いいですなあ。
『海の仙人』に次ぐ良さです。
いつもながら具体的なレビューが何もなくすみません。

そして小説と言えば、
私にとって神様のような存在である町田康氏がなんと、絵本を出したそうです!

こちら。


はあ。まさか絵本を出すなんて。

しかも来月には野坂昭如の未刊行小説集が出るらしいのですが
これに伴って町田康氏のトークショーがあるらしい!

まさに神の降臨。
これぞ東京に在住している意義。
受験がんばって上京して本当によかったと感じる瞬間です。

ああ、税金の勉強もしなければならんのですが
やっぱりこういう、脳が弛緩する活動も大切ですね。

会社にばれないようにうきうきしたいと思います。

大人の魅力

  • Day:2010.04.30 20:31
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先日元上司様からいただいた梨木香歩さんのエッセイ。


繊細で凛とした文章で潔い考え方が描かれていて、読むと背筋が伸びる感じで、
一気に読むのがもったいなかったのですが、昨日3巡目を読み終わりました。

何かをしたり言ったりする時の本当の動機は何なのか、
何かであることと何かでないことの境界線は何なのか、
そもそも境界線なんてものはあるのかどうか、
そういうことに対して敏感に、真摯に向き合って考えるというのは、
ふだんは理屈っぽいという理由で避けたり避けられたりしてしまいがちですが、
誰かの意見や多数決の見方に左右されずに自分の頭で考え続けられる大人というのは
強くて芯が通っていて魅力的だなぁと、3回読んでも毎回思います。

元上司様、ありがとうございました♪

ところで、おとといは今の会社への最終出社日でした。
前の会社を辞めた時に比べたらかなり、10倍ぐらいあっさりした感じで、
あれ?ちゃんと辞めてきたよね?と思うくらいでしたが、
たぶんちゃんと辞めてきているはずです。
しかし同じ3年半でなんでこうも違うのか謎。

明日からの5連休、小説と映画と漫画でだらだら過ごしたいところですが、
次の職場に向けて消費税の本を読み、ブラインドタッチの復習もしたいと思います。

ああ、休みすぎだ。

本屋のIQ

  • Day:2010.04.16 12:02
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はー。

本を読んだり映画を観たり本を読んだり寝たりしながら
すっかり有休生活を満喫しております。いいのだろうか。

とはいえ化粧をしたり電車に乗ったりするのは気が進まないので、
すべての買い物やその他の用事を家の近所で済ませているのですが、
今日は雨なので新しい本でも買おうと近所の本屋に行ったところ、
村上春樹氏の『1Q84』の3冊目の発売日が今日なのですね、
本屋のご主人がいそいそと店頭に本を山積みにしたりポスターを貼ったりしていて、
1冊目も2冊目も読んでいない私はほほーと眺めながら別の本を買ったのですが、
帰りに店の前でそのご主人が携帯で誰かと話しているので何かと思えば

「あーあのね、アイキューはちじゅうよんね、ちょっと足りないかもわかんないね」

アイキューはちじゅうよんて。
そんな生々しいタイトルないだろう。

とまぁそんなのどかな金曜日、私が購入したのはこちら。


これは銀杏BOYZというバンドのボーカルの峯田和伸さんという人が前にやっていた
峯田和伸の*朝焼けニャンニャンというブログを本にしたものなのですが、
何と言うかまあ人間丸出しな文章で、
人によって好みが分かれると思いますが、
私はこのブログを読むと自分の小ささを思い知らされる気がしてけっこう好きで、
かなり昔に読んでいた時期があったのですが、

先日銀杏BOYZの曲について話していたらブログの存在を思い出し、
久しぶりに見てみたらなんと書籍化されており、既に文庫にもなっていたので、
本になるとなればもうこれは、買うべきだろう、しかもこんなモラトリアム期に、
そしてこれを機に曲もいろいろ聴こう、というわけで購入しました。

はー。インドア休暇、幸せです。


大人漫画

  • Day:2010.03.12 21:56
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風邪が治らずへこんでいた時、久しぶりに漫画を購入。

『娚の一生』(西炯子/小学館)です。


作者が鹿児島出身らしく、
鹿児島の風景とか方言とかが出てくるところも心安らぎますが、
35歳独身女と51歳独身男がひょんなことから同居するこの話、
「人生辛くて死にたい」と言う女が同居人の男に
「死ぬなら片付け面倒だからゴミ袋(70リットル)に入って死んでくれ」と言われて
「70リットルの袋に入ってしまう程度の人生か」と思って死ぬのをやめるところとか、
「こんなにがんばってるのに認められない」と言う女に同居人の男が
「がんばれば何でもできるというのが前提になってるその思い上がりが信用されない理由だ」
と言うところとか、あーなんか、あるあるそういうの、という感じで面白いです。大人向けです。

ああ、最近寝ても寝ても眠く、
毎朝のように会社の最寄駅の1つ先の駅まで寝すごして
1駅戻るという不毛な活動から抜け出せません。

春ですなあ。


まさかの続編

  • Day:2009.08.05 21:48
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ジブリで有名な『魔女の宅急便』。

小学生の頃、映画化の前に原作を読んでいて、それがまたいい本だったのですが、
なんとこれ、その後続編がいっぱい出ていたというのを今日ヤホーニュースで知りました。
なんてこったい。



これは私が読んだ第1巻ですが、この後6巻まで出て、
主人公のキキは成人してとんぼと結婚して双子を産むんだそうです。

かー。全然知らなかった。
これはもう、全巻そろえるしかありません。

テンションあがるわー。

献血デビュー

  • Day:2009.02.11 18:53
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ハッピーマンデーが盛んな今日この頃には大変珍しい水曜の祝日、
というわけで、毎週水曜日が休みだったらいいのになー、
などと非常にありきたりなことを思いつつ、
朝から『中陰の花』『ポトスライムの舟』という静かめな本を読んでいたら、
近しくない人が生きてる状態と死んでる状態の自分にとっての違いって何だろう、
などと結論の出ないことを延々と考えてしまい、
気分転換に献血に行ったところ低い血圧をますます下げてしまい、
もしかしてAB型かもしれんという淡い期待もむなしくB型を宣告され、
なんだかメケメケな気分で帰ってきました。

何をやってるんだ我ながら。
もっとキャピキャピすごしたいぜ。

しかしながら、初めて足を踏み入れた献血ルームという場所は
休日とはいえ献血待ちが生じるくらいたくさんの人でにぎわっていて、
私にはそこにいる人々が何を目的に集っているのかが長居すればするほどわからず、
なんだか不思議な空間だわー、と思ってしげしげと観察してしまいました。

献血後に半強制的に甘いもの食べさせられるし。おばあちゃんちみたい。
と思っていたら帰り際には「これ献血後の注意事項ですからちゃんと読んでね」
と係のおじさんに何やらパンフレットを手渡され、見るとそこには
「駅のホームでは端っこに立たないでください」だの
「排尿時は立ち姿勢ではなく座って行ってください」だのの中に
「献血後の激しい運動は控えてください」とあり、
柔道着を着た男同士が背負い投げをしている&されている絵の上に
赤で大きくバツ印が書いてありました。

しないよ柔道なんか。

とりあえず、夜ご飯でほうれん草とひじきを多用して血液を復旧しようと思います。



転んで前へ

  • Day:2006.04.11 23:14
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浴室で使っていた舶来製オサレ石鹸をやめて単なる植物物語の石鹸に変えたところ、
玄関を開けると何とも牧歌的かつ庶民的な石鹸の香りが漂うようになってしまいました。

はあぁ。色気はないけど癒される。

ところで、私事で恐縮ですが私、
本や映画で感動して泣く、といった乙女なことは
かれこれ26年間生きてきてほとんどなかったのですが、
今日帰りの電車で読んだ本の一節に、思わずじわーときてしまいました。

読んだ本は、『トリツカレ男』(いしいしんじ著、新潮文庫)。

敬愛する町田康氏との対談本を読んで興味が湧いたので小説を読んでみたのですが、
うーん、何と言うか、文体などからして一見、この歳でこれ読んでるなんて
こいつカマトト?などと思われそうなのですが、そんなこたぁ決してない。
あ、いえ私がカマトトではないという主張ではなくて、
この作品がそんなんではないということです、あしからず。

うまく説明できないので、そのじわりときた件を下記に引用します。

(主人公が片思いしている女の子ペチカが憧れているアイスホッケーの先生の言葉で)
アイスホッケーを通して氷の上で学べた三つの大切なこととは、

「そのいち。氷の上の私たちは、いつかきっと転ぶ」
「そのに。転ぶまではひたすら懸命に前へ前へとすべる」
「そのさん。転ぶとき、転ぶその瞬間には、自分にとって、
 いちばん大事なひとのことを思う。そのひとの名前を呼ぶ。
 そうすれば転んでも大けがはしない。そうして転ぶことは
 けしてむだなことじゃない」

うーん。

自分が転んでる時期だからということもありますが、心に沁みます。いい文章。


なんつって昨日の鼻の穴カピカピな話題からでは
どんなにいい文章を引用しても私の鼻水姿の印象は拭えないとは思いますが、
私なんぞの粘膜のコンディションとは無関係に、素敵な小説です。オススメ。

念願の対面

  • Day:2005.11.19 12:04
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私がよくお昼を食べに行く店にはR25が置いてあって、
注文してからご飯が運ばれてくるまでみんなでそれを読むのですが、
先週のR25には私が前々から見たいと願っていた男性の記事が載っていて、
個人的に大変盛り上がりました。

その名も、チョコボール向井氏です。

彼はその道では某加藤氏と並ぶ有名人だということは噂では聞いていたのですが、
何せその道の人なのでなかなかその姿を見るチャンスはなく、
敢えてそのチャンスを手にするほどの勇気も私にはなく、
たまに先輩たちが通りすがりの人を指して「あの人チョコボールに似てる」などと
言うのを聞いては想像をたくましくしていたところに、R25の記事。

そりゃもう嬉しかったです。

以下、その時の私と先輩K氏の会話。

私「あっ!Kさん!チョコボール向井!」
K「あぁ」
私「すごいー!初めてなんですよ、私」
K「あーそういやそう言ってたなあ。どうだった?」
私「いやーなんか、想像以上でした。はぁぁー、よかったぁ見れて」
私「ほらこれ、見てくださいよこれ、チョコ氏だって!チョコボールなのに!」
私「向井って本名ですかねぇ?」
K「…お前、チョコとか向井とかよかったとか大声で言うなって」

ごもっとも。
忘れてましたが私はOLでした。

でもおもしろかったんだもん。

あの記事を書いたライターさんに一票。

脱・日経

  • Day:2005.10.03 22:25
  • Cat:読む
日経新聞社にお勤めの方、もしくは日経新聞を好んで読んでいらっしゃる方には失礼極まりない発言でのっけから申し訳ないですが、私は日経新聞にどうしても馴染めません。

社会人になって以来、たぶん7回くらい定期購読を申し込みましたが、ことごとく1ヶ月そこらで解約しています。大学に入った頃、政治経済社会的事象をこれっぽっちも面白いと思えず、でもまあ20歳過ぎて選挙権でも持てば関心もわくんだろう、と高を括っていたのですが20歳になってもこれといって興味を持てず、そんじゃ25歳くらいになればいくらなんでも何とかなるだろう、と思っていたにもかかわらず未だに言い訳がましくこんなことを書いている私には、そもそも一生日経新聞など読めないのかもしれません。だって政治経済関連の記事ばっかなんだもん。あれを読めてこそニッポンノビジネスマン。無条件に尊敬してしまいます。

ところで10月というのはお日柄もよくお仕事も一段落して何かにつけてやる気が出る時期なので、喉もと過ぎれば熱さも忘れ、今度こそ日経に負けずに購読しようかしら、と懲りずに思い、今朝張り切ってキヨスクで買おうとしたのですが、ちょうど売り切れていたのか日経がない。ふーんないの、ほーん。と思って何気なく毎日新聞を買ってみたのですが、いやー、そりゃあ素敵な新聞でした。だってスラスラ読めるんですもん。単語の意味わかるし。なんて言うと本物の馬鹿のようですが、ほんと、何の気なしに通学路を変えてみた時みたいな、かなり新鮮な体験でした。

感動したので、明日は朝日新聞、明後日は読売新聞、木曜は東京新聞、金曜は産経新聞、という感じで今週は日替わり新聞ウィークにしたいと思います。

さらば日経。

三島の克服

  • Day:2005.07.10 01:23
  • Cat:読む
三島由紀夫の『不道徳教育講座』(角川文庫)がおもしろい。

「友人を裏切るべし」「弱い者をいじめるべし」「人の恩は忘れるべし」「人の不幸を喜ぶべし」「人の失敗を笑うべし」などなど、その表題の通り道徳的とは程遠いタイトルのエッセイが69編載っていて、その内容も、「自信を持とうとがんばりすぎてへこんでしまうより、自分で勝手にうぬぼれていい気分になってた方がよくない?」とか「人を待たせる人と人に待たされる人を比べると、勝利者は前者だけど幸せなのは後者じゃないか?」とか、「処女性とは精神的なものだから、不本意な関係を持った経験がない限り、女は全員処女だと思ってよし!」とか、作者の独断と偏見以外の何物でもないんですが、なんかかなり痛快です。

実は私は三島由紀夫と言えば高校の時に『潮騒』を読んだくらいで、大学に入った頃にいっちょ読もうかなーと思って『仮面の告白』を買ったが最後、そのあまりに生々しい男性同士の愛にまつわる描写に完全にやられ、結局最後まで読み切ることもできずに挫折し、以来三島由紀夫=男性愛描写という誤った思い込みを持っていたので、この『不道徳教育講座』のあっけらかんとした面白さにはちょっとびっくりでした。

ぜひ、お勧め。おもろいです。

青春は戻ってこなくもない

  • Day:2005.06.25 19:14
  • Cat:読む
今日みたいな暑い日に涼しい部屋の中で漫画を読みまくるのって、幸せです。サラリーマンになってよかった!!と思う瞬間は、漫画を全巻まとめて大人買いする時だな、やっぱり。ちっちゃい人生だな、しかし。
というわけで今日は、リアルタイムで読んだのは何歳の時だったかすら覚えていない、『天使なんかじゃない』(矢沢あい)を一気読みしました。実は私は『NANA』も全巻持っていて、読んじゃあじーんときてるんですが、何年ぶりかで読んだ『天ない』(と昔は呼ばれていた)にも、普通に泣かされました。はー。別にマニアックでも何でもなくかなりベタな少女漫画ですが、26歳にもなってそれで泣いてる自分もどうかと思わないでもないですが、いいんです、これが。
ちなみに谷川史子という人の漫画も、直球の少女漫画ですが読むたび泣いてしまう名作ばかりです。

最近休日は何してるの?という、質問の意図がさっぱり分からないことを聞いてくる人が世の中にはけっこういて、そう聞かれるたびに「うーん…家で本とかよんだり…」とか正直に答えていると、「ダメだよー外出ないと!趣味とかないの?二十代は戻ってこないよ!」なんておせっかい以外の何物でもないことをしゃあしゃあと言われてしまったりしますが、大丈夫。十代だって昔読んだ漫画ひとつでこんなに簡単に戻ってきたもんね。

読点の神様なのです、

  • Day:2005.06.12 19:22
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すげえなあ、この人、と思わずにいられないのが金井美恵子という人なのであって、何がすごいって文庫2ページ分くらいの文章が読点だけでどんどん連なっていてしかもそれが全然飽きなくて面白いところなんだけども、今日読んだのは『彼女(たち)について私の知っている二、三の事柄』(朝日文庫)で、これは目白連作と通常呼ばれているらしいこの人の五部作の最後の作品らしいんだけども、五部作のどれを取っても、あらすじと言うほどのものも特になく、限られた登場人物が目白の一角で喋ったり酒を飲んだりものを考えたりするだけなのに、それはそれは面白いのです。

所謂文壇では真面目な批評の対象になるのかもしれんなぁ、と思われるところもふんだんにあるような気がするんだけど、そういう考えがまとまらないうちにまたすぐおかしなフレーズに行き当たってブフッと笑ってしまい、そしたら批評とかどうでもよくなってずんずん読んでしまい、しまいには、そこで終わるか?!と思うような唐突さで終わってしまう、お勧めの小説です。
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